北アルプス表銀座縦走 2011年7月30日-8月2日 天気 曇/雨 メンバー:2人
(燕岳2763m-大天井岳2922m-常念岳2857m-蝶ヶ岳2664m)
(燕岳2763m-大天井岳2922m-常念岳2857m-蝶ヶ岳2664m)
7/30 約5時間15分
中房駐車場(7:44)-(8:03)登山口-(8:37)第一ベンチ(8:59)-(9:30)第二ベンチ(9:34)-(10:06)第三ベンチ(10:17)-(11:05)富士見ベンチ-
(11:40)合戦小屋(11:57)-(13:00)燕山荘
7/31 約6時間40分
燕岳往復(60)
テント場(7:16)-(7:56)蛙岩-(8:20)大下りの頭-(10:16)大天井ヒュッテ(11:55)-(12:03)大天井岳-(12:13)大天井ヒュッテ(12:16)-
(13:10)東天井岳付近-(14:36)常念岳ヒュッテ
8/1 約5時間50分
常念岳ヒュッテ(6:46)-(8:07)常念岳山頂(8:19)-(11:41)蝶槍-(12:34)蝶ヶ岳ヒュッテ
8/2 約3時間
蝶ヶ岳(6:39)-(6:55)最終ベンチ-(7:37)蝶沢(7:43)-(8:12)まめうち平(8:20)-(8:57)力水-(9:22)登山口-(9:39)三ツ俣駐車場
初日、車1台を三股駐車場にデポし、もう1台で中房温泉へ向かいました。雨にもかかわらず駐車場は満車状態でした。早速、準備をして登山口へ向かいます。登山 口で登山届を投函し約20名の団体さんを先導するような形で登山を開始しました。途中雨足が激しくなり、登山道が小川のようになりましたが、第1ベンチ、第2ベンチ、 第3ベンチ、富士見ベンチを通過し、合戦小屋に到着しました。ここでは、たくさんの登山者が定番のスイカを食していました。甘いスイカは地元波田産のようで汗をかいた 体には栄養ドリンクのようでした。この先、合戦ノ頭を経由する燕山荘までの登りは、これまでの急坂とは違い緩やかになるので、景色や花を見ながら登ることができます。 山荘でテント泊の手続きをすませ、テント場の最西端にテントを設営しました。合羽や濡れたものを取り敢えず干し、山荘で渇いた喉をビールで潤した後、テント場で夕食を 済ませ、翌日に備えることにしました。
二日目、昨夜雨が降っていましたが、朝方その雨も止み燕岳を往復しました。燕岳往復の少しの間ですが、槍ヶ岳が雲の切れ間からその勇姿をのぞかせました。朝食を 済ませて出発の準備をし、いざ出発する時に生憎空から雨粒が落ちてきたので、準備したザックから合羽を引っ張り出し着用しました。燕山荘から 大天荘へ向け歩き始めましたが、登山道の両脇には可憐なコマクサがたくさん咲いていました。蛙岩を過ぎ大下りの頭から文字通り下りとなりますが、下った分だけ登り返します。 この先が、鎖場で梯子のある切通岩になります。ここに来て、雨足が激しくなってしまい写真は撮れませんでした。注意して進むと大天井岳と槍ヶ岳の分岐になります。ここから 大天荘までが思いの外、距離があり急なので休み休み歩を進めました。やっとのことで、大天荘に到着し、小屋のストーブで濡れたものを乾かし、その間に昼食のラーメンを作って 食べました。ここで1時間ほど休憩し、大天井岳を往復した後、常念岳を目指して出発しました。東天井岳付近から横通岳に通じる登山道が少しの間、雲の切れ間から見ことができました。 ここから、しばらく足場の悪い下りになりますが、下りにかかる場所はお花畑になっています。下りきってから、再度横通岳まで登りますがこの間も結構長く感じました。 横通岳を巻くように進むと足場の悪い下り坂になります。ここを過ぎると常念岳ヒュッテに到着します。この日は、天気も悪く終日合羽で疲れていたため。山荘に宿泊すること にしました。
三日目、今日も天気がはっきりせず、朝日が昇ってもなんかパッとしない空模様でした。ヒュッテを出発し、常念岳山頂を目指します。ザックが重いので休み休み登りました。 途中、ライチョウの親子3羽を真近で見ることができました。山頂から穂高等は雲に遮られて観ることができませんでしたが、幸いにも富士山を観ることができました。ここから、蝶ヶ岳 へ向けて出発ですが、常念岳ヒュッテからの登りより蝶ヶ岳方面への下りのほうが急坂のように思います。大きな岩場を乗り越え、アップダウンを繰り返し鞍部の樹林帯を通り抜ける とお花畑に出ます。ニッコウキスゲを主としてたくさんの花が咲いていました。この先、再度下って樹林帯を進み蝶槍の急登へと登山道は続きます。蝶槍から先はなだらかな登山道 が蝶ヶ岳まで続いています。蝶ヶ岳に到着し、テント場にテントを設営して天気の回復を待ちましたが、晴れることはありませんでした。
四日目、周囲は朝からガスっていて御来光も拝めませんでした。今日は縦走最終日で、三股へ下り中房へ車を取りに行きます。燕山荘から一緒だったテント泊りのグループの人達とも ここでお別れです。食事を採った後、テントをたたみ下山を開始しました。下山途中、たくさんの登山者とすれ違いましたが、中高年の方が多いようです。
下山後、蝶ヶ岳温泉で汗を流してから中房へ車を取りに行き、その帰り、ソバを食して帰りました。今回の縦走は、天候に恵まれませんでしたが、楽しい想い出となりました。

槍ヶ岳

中房駐車場の様子

燕岳登山道入口

テント場と燕山荘

大天井岳方面へ

蛙岩

登山道の様子

大下りの頭

大天荘

旧二ノ俣小屋跡

横通岳方面山道

常念岳

蝶ヶ岳方面下り

蝶ヶ岳方面上り

お花畑

蝶槍手前の樹林帯の様子

蝶槍

蝶ヶ岳テント場

三股駐車場の様子