穂高連峰 2012年8月6日-8月8日 天気 雨/晴 メンバー:3 人
(北穂高岳3106m-涸沢岳3110m-奥穂高岳3190m-前穂高岳3090m)

8/6 約7時間20分
     上高地BT(5:33)-(6:20)明神(6:33)-(7:20)徳沢(7:30)-(9:00)横尾(9:30)-(10:35)本谷橋 (10:50)-休憩-(12:50)涸沢ヒュッテ
8/7 約6時間50分
     涸沢ヒュッテ(5:50)-休憩-(8:53)南稜分岐-(9:00)北穂高山頂-北穂高山荘(9:50)-休憩-(11:20)最低コル-休 憩-(12:15)涸沢岳(12:25)-
     (12:42)穂高岳山荘
8/8  約9時間30分
     穂高岳山荘(5:50)-(6:30)奥穂高岳山頂(7:07)-(8:30)紀美子平(8:40)-(9:06)前穂高岳山頂(9:26)- (9:50)紀美子平(10:00)-(10:50)岳沢パノラマ-
     (10:55)-(11:15)かもしかの立場(11:20)-(12:15)岳沢ヒュッテ(13:15)-(15:05)岳沢登山口- (15:22)上高地BT

  初日、沢渡駐車場に車を駐車し、バス(往復2,000)で上高地BTに向かいました。BTには、たくさんの登山者が集まっていました。上高地BTで登山届 を提出し 「さあ、出発」という時に雨が降り始め、合羽を着用することになりました。BTから梓川左岸を進み、五千尺ホテル前を通過する頃には雨も本降りとなりまし た が、この先森の中を進むため雨は余り気になりませんでした。明神、徳沢と進み、左手に明神岳を仰ぎながら進んだ新村橋を過ぎた辺りで前方に青空が見えたた め、取り敢えず合羽を脱ぎました。横尾に到着すると、大勢の登山者が休憩していました。休憩していると、日が差し始め急に暑くなりました。横尾大橋を渡り 樹林帯を抜けると、左手に大きく切り立った屏風岩が迫って見えます。屏風岩を見ながら細い登山道を下山する人たちと道を譲り合いながら進みました。吊橋の 本谷橋を渡り休憩しました。この先、やっと登山らしい山道になります。急坂をしばらくの間進み、左に回り込むと緩やかな登山道になります。この付近から、 涸沢カールが見えるようになります。さらに進むと雪渓が現れ、その上を歩きます。雪渓を進み、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の標識を過ぎ、パノラマコースを過ぎ ると涸沢ヒュッテに到着です。宿泊手続きを済ませ、のんびりしようかとテラスに行ったところ、雨が降り始めてしまいました。仕方なく、屋根付きテラスの下 で仲間とビールを飲みながら談笑しました。
  二日目、涸沢ヒュッテを出発し涸沢小屋を北穂高岳へ向かい始めたころ、小雨になったため合羽を着用しましたが1時間程で用がなくなりました。高度を増す ごとに涸沢ヒュッテが小さくなるのと反対に、奥穂高岳、前穂高岳が大きく目前に迫ってくる様や、いろいろな花が咲き誇るお花畑があったりと、急坂で苦しい ですが、それが支えになります。大岩のゴーロを進むと鎖場、梯子が連続し、登りきると、南稜に出ます。ここから、前穂高岳、奥穂高岳山頂のほか、ザイテン グラードを登る人たちの姿が小さく見えます。この先、北穂分岐を経由して最後の急登を登りきると北穂高岳山頂に着きます。残念ながら、槍方面はガスが掛か りよい眺望ではありませんでしたが、荒々しい岩稜を間近に見ことができました。北穂高小屋で休憩した後、来た山道を北穂分岐まで戻り、涸沢岳を目指して進 みます。北穂高南稜を下り、滝谷ドームを左に巻くように進みます。稜線上からは、前穂高岳、奥穂高岳や涸沢岳、そして眼下には涸沢ヒュッテが豆粒のように 見え、その高度感は想像以上です。そのまま岩稜地帯を進むと最低コルにでます。ここから、亀岩を越えて、涸沢槍から涸沢岳までは、鎖や梯子が連続し、3点 支持で注意してゆっくりと進みます。岩も動かないことを確認してからでないと、グラグラしている岩もあり危険です。最後の登りを直登すると涸沢岳に着きま す。ここから、しばらく下ると穂高山荘です。
  三日目、朝一番、奥穂高岳への急登を鎖や梯子を利用しながら登ります。振り返ると涸沢岳、北穂高岳の間から槍ヶ岳がその姿を見せ始めます。西穂高分岐が 現れると右手にジャンダルムの勇姿が綺麗に見え、山道は奥穂高岳の山頂に続きます。ジャンダルムへ続く山道は馬の背のような狭い山道になっています。奥穂 高の山頂には祠が奉られ、そこからは360゜の眺望です。山頂を後にして下り、奥穂高南稜を通過し吊り尾根を通ります。途中ルートの分りにくい岩場を通過 し進むとテラスになっている紀美子平に到着します。ここに、リュックをデポして、前穂高岳への急登を登ります。山頂は南北に長く、ここからの眺めは高度感 に溢れています。紀美子平まで戻り、重太郎新道を下りますが、とっかかりで長い鎖の急坂を下ります。ここのハイマツの中にライチョウの親子が佇んでいまし た。この重太郎新道から見下ろす上高地は高度感を体感できますが、急坂なので注意して下る必要があります。急坂を下り、雷鳥広場、岳沢パノラマ、カモシカ の立場、長い鉄梯子、お花畑、キャンプ場を通過すると岳沢ヒュッテに到着します。岳沢ヒュッテで昼食を注文し、休憩した後、上高地BTへと向いました。途 中 にある風穴からは冷風が流れてきているため辺りはとてもひんやりとしています。下山後、波多の竜島温泉せせらぎの湯で汗を流し、帰宅しました。

涸沢岳と涸沢槍
登山計画書提出口
明神館
徳沢ロッジ
横尾山荘
屏風岩
本谷橋
涸沢ヒュッテ
テント場の様子
北穂高岳南稜
吊り尾根
南稜へ通じる梯子
北穂高岳分岐
北穂高岳山頂
滝谷ドーム
岩稜帯の様子
涸沢岳山頂
穂高岳山荘
ジャンダルム
奥穂高岳山頂
紀美子平
前穂高岳山頂
北穂高岳~槍ヶ岳
梯子
重太郎新道
岳沢のパノラマ
カモシカの立場
長い梯子
岳沢小屋
風穴
岳沢登山口

穂高の景色 穂高の花
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