久しぶりの蝶ヶ岳登山となりました。例年と違い遭対協の方が登山者の体温を測っていました。駐車場から登山口までの砂利道を進みます。途中左手に蝶ヶ岳を見ることができます。
登山口で登山届を書いているとき、先着した若者達のグループの中から「常念岳は中央アルプス?」という言葉を聞いたとき思わず噴き出してしまいました。対応した遭対協の方が「北アルプスの南部ですよ」と丁寧に回答されていました。
登山口先の登山道分岐を蝶ヶ岳方面へ進みます(もう一方は前常念経由の常念岳)。川の音を聞きながら河原を進み、鉄製のつり橋を渡って力水(最後の水場)まで進みます。冷たい水で生き返ります。
この先、河原を後にして本格的な登山道が始まります。木製階段の急坂を登り終えると、お待ちかねの「ゴジラみたいな木」が現れます。お変わりなく元気そうでした。ここから1キロ先まで緩やかな登りの唐松林の中を進みます。
三股から2キロ地点、登山道が急になるとともに木製の階段が多くなり、脚に疲労がたまります。この地点から500メートル急坂を登りきると豆うち平に到着です。
この先標高2000メートル位の平坦な登山道を進んだ後、小石や木製階段の多い登山道を登ると蝶沢に到着です。
蝶沢から先、登山道に大きめの岩が現れます。また、登山道はさらに急になり木製階段もすごく多くなり、登るのがとてもきつくなります。途中で立ち休みを取りながら、第二ベンチ、最終ベンチを通過し、やっとのことで、大滝分岐にたどり着きました。大滝分岐のお花畑は、時期遅れで花の数・種類が少なかったです。
ハエマツの生い茂る急坂を登り切ると視界が広がり、視界の先には常念岳の姿を綺麗に見ることができました。残念なことに、穂高・槍は雲に隠れてしまい見ることができませんでした。
山頂からヒュッテ、テント場にかけて大勢の登山者がそれぞれの時間を楽しんでいるようでした。
ヒュッテ脇のベンチで昼食を摂った後、山頂まで登り下山しました。妖精の池か蝶ヶ岳三角点へ行く予定でしたが、下山の余力がなくなりそうで止めました。
下山時、力水付近でトレイルランの若者二人組とすれ違い、「どちらから?」と聞いたところ「常念、大天井、槍ヶ岳、上高地を経由してきました。昨夜出発して17時間です。」との回答に、はじめ何を言っているのか理解できませんでしたが、若いとはいえ凄すぎ。下山後、
安曇野蝶ヶ岳温泉に入り汗を流して帰宅しました。